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特別な体験に溢れている「海の京都」1

2022.6.27

一度は見たい!絶景の「海の京都」を訪ねる夏旅 天橋立

Photo by ©︎WILLER TRAINS(京都丹後鉄道)


京都にはまだ知られていない魅力溢れる地が多くある。今回は、京都府北部にある『海の京都』と呼ばれる地域をご紹介したい。京都市内の趣ある街並みとはまた一味違い、豊かな自然に囲まれた、日本の古き良き暮らしが感じられる街並みが楽しめる。今回は日本三景の一つ、「天橋立」を紹介する。海の京都へは京都市内から丹後エリアを結ぶ京都丹後鉄道の特急列車「丹後の海」や観光列車を利用するのもまた旅の思い出になるだろう。

 

 

海の京都を走り抜ける観光列車で、心安らぐ風景に出合う

 

 

海の上を走る列車の写真を見たことはあるだろうか。海の京都を結ぶ京都丹後鉄道は宮津市と舞鶴市を結ぶ「宮舞線」、宮津市から与謝野町、京丹後市、そして兵庫県の豊岡市を結ぶ「宮豊線」、宮津市と福知山市を結ぶ「宮福線」の3路線からなる。宮津駅が分岐点であり、普通列車の他に3タイプの観光列車が用意されている。



この映像を見たことがある人は多いだろう。由良川を走る京都丹後鉄道「丹後くろまつ号」。 Photo by ©︎WILLER TRAINS(京都丹後鉄道) この映像を見たことがある人は多いだろう。由良川を走る京都丹後鉄道「丹後くろまつ号」。 Photo by ©︎WILLER TRAINS(京都丹後鉄道)

この映像を見たことがある人は多いだろう。由良川橋梁を走る京都丹後鉄道「丹後くろまつ号」。
Photo by ©︎WILLER TRAINS(京都丹後鉄道)



事前予約制の地元食材を楽しめるレストラン列車「丹後くろまつ号」。乗車運賃に乗車整理券550円をプラスすることで乗車できる、事前予約制のカフェ列車「丹後あかまつ号」。予約なしで乗車運賃だけで乗れる「丹後あおまつ号」などがあり、それぞれ運行ルートは異なる。丹後あおまつ号は時間帯によってアテンダントが不在のケースもあるが、ほとんどの列車はアテンダントが添乗をしているので案内を聞きながら、海や大自然を満喫しながら移動ができるのは嬉しい。これらは、JR九州の「ななつ星in九州」など数々の列車を手がけた水戸岡鋭治(みとおかえいじ)のデザイン。その贅沢な空間も堪能してみてほしい。



クロマツ号レストラン クロマツ号レストラン


豊かな自然を車窓から眺めながら、地元食材をふんだんに使った料理がいただける「丹後くろまつ号」のレストラン。 豊かな自然を車窓から眺めながら、地元食材をふんだんに使った料理がいただける「丹後くろまつ号」のレストラン。

豊かな自然を車窓から眺めながら、地元食材をふんだんに使った料理がいただける「丹後くろまつ号」のレストラン。



自然が作り出した神秘、日本三景の一つ「天橋立」



傘松公園から見る「天橋立」。その幻想的な風景は見飽きることはない。 傘松公園から見る「天橋立」。その幻想的な風景は見飽きることはない。

傘松公園から見る「天橋立」。その幻想的な風景は見飽きることはない。



宮津駅から京都丹後鉄道宮豊線で1駅、天橋立駅に到着する。日本三景の一つ、日本海の宮津湾の天橋立は、一度は出かけてみたいスポットだ。天橋立は幅約20~170m、全長約3.6kmの砂州に約6,700本もの松が生い茂る珍しい地形であり、長い月日をかけて自然が作り出した神秘の景観である。



傘松公園に向かうにはケーブルカー、もしくはリフトを選ぶことができる。 傘松公園に向かうにはケーブルカー、もしくはリフトを選ぶことができる。

傘松公園に向かうにはケーブルカー、もしくはリフトを選ぶことができる。



天橋立と言えば、股のぞきで有名な傘松公園からの展望がよく知られているが、見る場所によってその姿が変わる。傘松公園からは龍が天に登るように見えることから「昇龍観(しょうりゅうかん)、天橋立ビューランドからはまるで天に舞うように見えることか「飛龍観(ひりゅうかん)」と呼ばれる。また、稲荷山神社の上にある雪舟展望台からは、雪舟が描いた「天橋立図」と同じ景観が見られる。海風に吹かれながら、眼前に広がる海と空の大パノラマを楽しんで欲しい。

 

天橋立内は車での侵入は禁止だが、徒歩や近隣のレンタサイクルを利用して渡ることもでき、途中には海水浴場もあるので夏場は海水浴客も多く集まる。時間が許すのなら、レンタルのe-BIKEで走ってみるもよい。

 

傘松公園
住所:京都府宮津市大垣

天橋立から車で30分ほど行くと、近年、世界からも注目を集めるスポット「伊根町」がある。そこは想像を超える美しい風景が広がる、知られざる海の京都。次回は伊根町の舟屋を紹介する。

「一度は見たい!絶景の「海の京都」を訪ねる夏旅 伊根の舟屋」へ

 



photography by Natsuko Okada

 

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