滋賀県守山市のばら農園「ローズファームケイジ」のWABARA(わばら)

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滋賀から世界へ。WABARA(和ばら)の世界

2019.5.14

8. コンセプトカフェから広げたい花のある暮らし。 WABARA Caféの愉しみ方 後編

WABARA(わばら)、それは欧米で作出された華やかなばらにはない、和らぎの表情と、しなやかな強さをあわせ持つばら。滋賀県守山市のばら農園、ローズファームケイジで慈しみながら育てられているWABARAの魅力、そして自然と共にあろうとするローズファームケイジの取り組みを12回に渡って紹介する。

WABARA の魅力を伝える WABARA Café の様々なプレゼンテーション WABARA の魅力を伝える WABARA Café の様々なプレゼンテーション

写真左から時計回りに、WABARAの可愛らしさが際立つ「WABARAすくい」。目にも涼しく、思わず笑みがこぼれる。ローズペタルと野草茶をブレンドする体験も人気を集める。コンクリートを打ち放った床に「わばらとかびん」が敷き詰められた様子は圧巻。床に花を飾るのは、農園で咲いている風景の再現でもある。


WABARA Caféでは、毎日装飾が変わる。その日、可愛い枝ぶりをした花を飾ったり、色のトーンを合わせたりと、毎日変化を付けているのだ。装飾しているばらと販売しているばらには境がなく、展示してあるばらを購入することもできる。床や壁に飾られたばらを選ぶ行為は、農園や庭で花を摘むようなもの。目に留まった、可愛い枝ぶりや咲き方をしているばらを、ゲストは購入できるようになっている。

 

WABARAのブーケやWABARA農園の制作レッスン、ドライペタル(食用のWABARAの乾燥花びら)を使用した料理レッスン、ワークショップなどを定期的に開催。様々なイベントを通じて、花のある暮らしを提案し続けている。

 

カフェのプレゼンテーションには、いつも驚きを用意している。夏にはビニールプールにWABARAを浮かべた「WABARAすくい」を用意したところ目を引き、SNSで拡散した。冬には店内のあちこちに花器を置いてディスプレイした「わばらとかびん」が、その美しさで話題となった。

 

夢見るような愉しいプレゼンテーションで彩られているWABARA Café。心の芯がふっとゆるみ、微笑みがこぼれるような瞬間がここにはある。その瞬間の積み重ねが人々に花を生活に取り入れようと思わせる。

 

花のある暮らしを提案することで、守山の街に賑わいをもたらす。これもばら農園の営みのひとつだと考えている。

 

(敬称略)

 

WABARA Café

滋賀県守山市勝部1-13-1 あまが池プラザ 101

11:00~19:00(季節により変動)

月曜(祝日の場合は営業)、火曜(農作業などにより臨時休業の場合あり)

https://rosefarm-keiji.net/

Photography  ©︎ Rose Farm KEIJI

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