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By Executives プレミアムジャパンに集うエグゼクティブたちのブログ

2021.7.9

平田静子/べストセラー作家・安田正 『強運力』を掴む方法とは?

2021年2月、私がプロデュースをした著・安田正の『超一流の強運力』(ポプラ社)が出版された。安田正と言えば、2015年出版の『超一流の雑談力』(文響社)が累計90万部の大ヒットを生んだベストセラー作家として、その名を知っている人は多いだろう。

大手企業を中心に研修やコンサルティングを行う株式会社パンネーションズ・コンサルティング・グループの代表であり、早稲田大学グローバルエデュケーションセンター客員教授でもあり、そしてビジネス書・自己啓発書作家といういくつもの肩書を持っている人物である。彼自身の経験から学び取ったビジネススキルや人間関係の構築法などは、数多い書籍で惜しげもなく公開している。


平田静子×安田正 平田静子×安田正

安田正と私は15年来の友人である。彼と接して感じてきたのは、この人は日本一運が強いんじゃないかということ。この強運はどこから来るのか? 私を含めて多くの人が知りたいのではないかという思いが、この『強運力』を出版するきっかけになっている。

 

安田に提案すると、すぐに同意してくれ、2年ほどかけ、何度も話し合いを積み重ねて少しずつ形にしていった。雑談力という本を出版するくらい安田は、話がロジカルでその上に楽しく、そして人を惹きつけるトーク力を持っている。私と安田の打ち合わせは毎度大変盛り上がり、多くのアイデアが行き交うので、きっと立ち会っていた編集者はまとめるのに苦労したと思う。

 


安田正 安田正

誰でも強運になれる。そのためにすべきこととは?

 

”運”というと、一般的にスピリチュアルなものと考えられている。例えば、いつもゴルフに行く日は晴れるとか、交差点に着いた途端に信号が変わったとか、宝くじが当たったとか、自分ではコントロールできない天から降ってくる幸運みたいなものをイメージする人が多い。

 

しかし安田は「運が強いとは、自分でコントロールできるものであり、自らで運を強くすることもできます。しかしそのためには、まず自分の夢や目標をしっかり持ち、自分の強みを知った上で行動をしていくことが成功や運の強さへもつながっていくのです」と語る。


自分の強みを知れば、自分のすべきことが見えてくる

 

私自身、自分の強みから強運を身につけたと感じた経験がある。フジテレビから扶桑社へ出向し、編集経験がなかったにも関わらず、突然編集長を任命されたときのことだ。普通は編集経験を積んだ先に編集長という役職に就くわけだが、編集未経験者の自分が編集長という役職を担うのは無理と、当時はずいぶん悩んだ。自分に何ができるのか? 私にしかできないことは何か? まさに自分の強みについて考える機会を得たのだ。

そこで考え抜いて行き着いたのが、ここにはテレビ局出身者は私しかいないということ。そこでテレビドラマを書籍化することを思いついたのだ。今から30年前のことだが、テレビドラマ「もう誰も愛さない」の書籍化がそれであり、なんと40万部の大ヒットとなった。この実績によって、社内での私への信頼が増したのは紛れもない事実だったし、何より自身の大きな自信につながった。

 

そのときはまだ安田とは知り合っていなかったが、この経験があったから、安田が常々言っている自分の強みを知れ!の意味や大切さはよく理解できる。
「誰にでも強みは必ずある。いや、私には強みなんてないと言う人は、よく人に褒められるところがあるのではないですか。それがあなたの強みかもしれません。自分の強みを知り、それを磨くことで自分を生かせる場所も見つかるだろうし、それが夢への近道にもなります」と安田は語る。安田は自らの体験や、彼が出会ってきた多くの成功者からこれを学び取ったのだ。

 

私を含め、誰にでも先々への不安や、自分に自信が持てなくなることがある。ましてや現在のような不安定な社会では尚更のこと。自分を知り、小さな努力を積み重ねることで運は確実に強くできるし、そこから道は開けてくる。安田正はこの本を通して、私たちにエールを送ってくれている。

(敬称略)


『超一流の強運力』ポプラ社刊

安田正が出会った成功者たちには共通する「運」の強さがある。強運な人の思考・行動パターンをコミュニケーションのプロが解き明かした1冊。
安田 正 著  246ページ

安田 正 Tadashi Yasuda

パンネーションズ・コンサルティング・グループ代表取締役 早稲田大学グローバルエデュケーションセンター客員教授
1953年宮城生まれ。1990年より法人向け英語研修を始め、ロジカル・コミュニケーション、プレゼンテーション、対人対応コーチング、交渉などのビジネスコミュニケーションの講師やコンサルタントとして活躍。大手企業を中心に1700社で研修を行い、一般社員や役職者1000人以上の指導実績を持つ。また東京大学、早稲田大学、京都大学などでも教鞭を取る。主な著書には『超一流の雑談力』(文響社)、『英語は「インド式」で学べ!』(ダイヤモンド社)、『超一流の強運力』(ポプラ社)など多数。

Profile

平田静子 Shizuko Hirata

ヒラタワークス代表取締役、出版プロデューサー。1969年株式会社フジテレビジョン入社。1984年株式会社扶桑社へ出向し、宣伝部や書籍編集部で編集長として活躍。1994年雑誌CAZ編集長などを経て、同社執行役員、取締役、常務取締役などを歴任。2000年「チーズはどこに消えた?」を出版プロデュースし、販売累計400万部の大ヒットとなる。「日経ウーマン」主催のウーマン・オブ・ザ・イヤーの部門賞受賞。2010年株式会社扶桑社を退職し、同年にヒラタワークスを設立。2016年株式会社サニーサイドアップキャリア(人材ビジネス)の代表取締役社長に就任し、2020年退任。2020年より明治大学評議員。2021年アマナ社外取締役就任。

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