勝平得之 《秋田風俗人形》勝平得之 《秋田風俗人形》

Events

【7/23(土)〜9/25(日) 東京・東京ステーションギャラリー】

2022.7.21

「東北へのまなざし 1930-1945」

勝平得之 《秋田風俗人形》 昭和初期、秋田市立赤れんが郷土館

東京ステーションギャラリーにて、2022年7月23日(土)から9月25日(日)まで「東北へのまなざし 1930-1945」が開催される。本展は、かつて後進的な周縁とみなされてきた東北が、実は豊かな文化が育まれた地であったことを、この地を訪れた人々の複層的な「眼」を通して改めて見つめ直すもの。


芹沢銈介 《日本民藝地図(現在之日本民藝)》 芹沢銈介 《日本民藝地図(現在之日本民藝)》

芹沢銈介 《日本民藝地図(現在之日本民藝)》 部分 1941 年、日本民藝館


1930年代以降の日本は、写真などの視覚文化が到来し、建築や生活文化が変貌するなど、“モダン”と“クラシック”、“都会”と“地方”の両極で揺れ動いた時期でもあった。そうした中、建築家のブルーノ・タウトや、民藝運動を展開した柳宗悦など、先端的な意識をもった人々が相次いで東北を訪れ、この地の建築や生活用品に注目した。


ブルーノ・タウト 《卵殻螺鈿丸形パウダーケース》《卵殻螺鈿角形シガレットケース》 ブルーノ・タウト 《卵殻螺鈿丸形パウダーケース》《卵殻螺鈿角形シガレットケース》
ブルーノ・タウト(デザイン) 左:《卵殻螺鈿丸形パウダーケース》 右:《卵殻螺鈿角形シガレットケース》 いずれも 1934 年、群馬県立歴史博物館

《刺子足袋(宮城県)》 《刺子足袋(宮城県)》

《刺子足袋(宮城県)》1940年頃、日本民藝館


1章では、ブルーノ・タウトが仙台や高崎でデザインした工芸品、死後に日本の友人に託された日記やアルバムなどの遺品を。続く2章では、手工業の中に独自の美を見出した柳宗悦が東北各地で収集した蓑や刺子、陶芸などの品々、棟方志功らの作品を展示している。


《こけし(木地山系)》 《こけし(木地山系)》

《こけし(木地山系)》1925-41年頃、原郷のこけし群 西田記念館


さらに昭和に入ると、素朴なこけしや郷土玩具が大人の趣味・収集の対象となっていく。3章では、東北各地のこけしを系統別に展示し、もうひとつの手工芸ともいえる郷土玩具の世界を紹介する。


今和次郎《積雪地方農村経済調査所 雪国試験農家家屋 透視図》 今和次郎《積雪地方農村経済調査所 雪国試験農家家屋 透視図》

今和次郎《積雪地方農村経済調査所 雪国試験農家家屋 透視図》1937年、工学院大学図書館


雪国の農村にユートピアを夢見た活動を追う4章では、シャルロット・ペリアンが試作した家具や、青森生まれで考現学の祖として知られる今和次郎が設計した試験農家家屋のイメージ図などを展示。


今純三《今和次郎宛考現学調査ハガキ 自宅アトリエノ窓外風景》 今純三《今和次郎宛考現学調査ハガキ 自宅アトリエノ窓外風景》

今純三《今和次郎宛考現学調査ハガキ 自宅アトリエノ窓外風景》1931年、工学院大学図書館


5章では、今和次郎、そして『青森県画譜』を描いた弟の今純三の兄弟による、知的でユーモラスなスケッチで浮かび上がる東北の暮らしの風景を紹介。最後の6章では、福島出身で、埋もれがちな東北の生活文化を丹念に描いた吉井忠のスケッチ類を展示する。


東北地方に生きる人々の営みが、現在と地続きであることを検証する展覧会。この機会に、ぜひ足を運んでみてはいかがだろうか。

 

◆「東北へのまなざし 1930-1945」
【会期】2022年7月23日(土)~2022年9月25日(日)
※会期中一部展示替えあり
前期 7/23~8/21、後期 8/23~9/25
【会場】東京ステーションギャラリー(東京都千代田区丸の内1-9-1)
【時間】10:00~18:00 (最終入場時間 17:30)
※金曜日は、20:00まで(最終入場時間 19:30)
【休館日】月曜日
※ただし8月15日、9月19日は開館
【観覧料】一般 1,400円、高校・大学生 1,200円、中学生以下 無料
※障がい者手帳等持参の方は100円引き(介添者1名は無料)

 

最新情報をニュースレターでお知らせするほか、エクスクルーシブなイベントのご案内や、特別なプレゼント企画も予定しています。

Events

2022.11.16

「松岡コレクション めぐりあうものたち Vol.3」

Events

2022.11.10

「辻 永 ふたつの顔を持つ画家―油彩と植物画―」

Events

2022.11.2

「チームラボ 山中湖 呼応する生命とお絵かき水族館」

Events

2022.10.31

Events

2022.10.28

特別展 生誕150年記念「板谷波山の陶芸 ― 近代陶芸の巨匠、その麗しき作品と生涯 ―」

ページの先頭へ

最新情報をニュースレターでお知らせするほか、エクスクルーシブなイベントのご案内や、特別なプレゼント企画も予定しています。